和菓子のあゆみ その2
繭類では瓜・真瓜・斑瓜・白瓜・茄子・郁子(むべ)・葡子(ぶどう)・蓮子などの類が記されています。
菓繭類は上古時代の自然の食料として必要なものであったのでしょう。
その果物のうち、橘を菓子の起源とする伝説があって、兵庫県の中島神社に祀られる、田道間守命(多遅摩毛理)の伝説です。
十一代垂仁天皇の九十年春三月、天皇がご病気であったため、不老長寿の霊薬である「非時香果」を求めるように命を受け、常世の国(今の中国南部からイソド方面といわれる)に渡り、九年の年月を過ごして、香果八矛・八綾を持って帰りました。
しかし、天皇は崩御された後であったので、汰后に半分を献上したあと奈良の御陵の前に献り、
「常世の国より持ち帰りしを復命する能わず、臣生けりとも益なし」
・・・といい残して、陵前で殉死したと伝えられています。
この霊薬は登岐士玖能迦玖能木実といって、いろいろの説はありますが、橘であるといわれています。
「非時香果」とは、永く木に保たれ、実.花・葉ともに何時までもあるというところから名づけられたらしく、また橘が蜜柑の原種となって、次第に多くの種類になったのです。
ティーバッグのお茶と和菓子はとても相性がいいですよね。
そんな和菓子のあゆみを一緒に知りましょう。