羊羹とティーバッグのお茶
水蜷菱は葛の粉を練り、砂糖を入れてひろげて冷し、短尺の如くに小さく切りたる物也。
黄と白と二色を交る也。
もと水仙養なるべし、水仙の花也、古はたれみそ汁につけてくらふ也。
今はいり酒につけて食す。
又禅宗で行われて是等の食物の法も伝へたるなるべし、
ただし、もとは鳥獣の肉を用ひしを僧家には是を除き製法をかへ、又こ二の人にかなふ様になし、又其物の形色に似たるによりて名ある物も有べし、後には名のみ、同じく物いたく替はれるも有とみゆ
・・・今の羊養がこれとありますが、このころは蒸羊菱でした。
羊羹はティーバッグのお茶ともよく合いますよね。
また点心のうちには麺類があって、饅鈍(うどん)は小麦粉をこね、臼でつき、まるめ、一つずつとり出して打ち、加減は食べてみてよいようにします。
汁はたれ味噌がよいでしょう。
また胡麻・梅を入れるとあります。
この他螺結・柳葉麺・桐皮麺・経帯麺・打麹・三雑麹・素麺・莚葉麺・冷麺、それに碁子麺・胡蝶麺・散索麺・冷淘麺などあって、やはり奨のように汁の中に入れて出しました。
この時代は中国伝来のものが多く、日本製の菓子は少なかったのです。